中日の与田剛監督(54)は9日、国内FA権を取得した大野雄大投手(32)と全日程が終了次第、直接会談を行う準備があることを明かした。

「シーズンが終わって話をしようと本人に言っている。登板機会がなくなったら話をします」と語り、去就に関する意思確認を自ら行う意向を示した。チームは8年ぶりのAクラスとなる3位が確定。10完投を含む11勝を挙げてAクラス入りの原動力となった絶対的エースの流出は、来季のV奪回に向けて何が何でも避けたいだけに、会談の行方が注目される。

また、同投手の2年連続防御率1位がかかる11日の最終広島戦(マツダスタジアム)について「最後の最後まで何が起こるかわからない。リリーフ待機させます」と与田監督。防御率2位につける広島森下は先発回避が濃厚だが、中日サイドは万全を期す。