ヤクルトが、チームの野手最年長である青木宣親外野手(38)と新たに複数年契約を結んでいたことが10日、わかった。今年が3年契約の最終年だったが、球団側は青木のチームリーダーとして後輩に見せる姿勢や実績を高く評価した。

青木は今季、キャプテンに就任。「キャプテンとして、プレーでも言っていくことでも引っ張っていけるようにと思ってます」と臨んでいた。打線では主軸の2、3、5番を任され107試合に出場。打率3割1分7厘の成績を残した。本塁打18本はキャリアハイの07年20本に次ぐ数字。出塁率4割2分4厘は、10日時点で村上に次ぐセ・リーグ2位となっている。

18年2月にメジャーから7年ぶりにヤクルトに復帰。オフの自主トレでは、村上、宮本、中山ら若手を連れてともに切磋琢磨(せっさたくま)した。ベンチで積極的に声を出す姿や、チームメートにアドバイスを送ることも多かった。来季以降も、頼れるベテランがチームをけん引する。