14日、セ・リーグは今季のレギュラーシーズン全日程が終了。タイトル獲得者が確定した。獲得者は以下の通り。



首位打者

DeNA佐野恵太(初)打率3割2分8厘

「初めてタイトル獲得をできたことは素直にうれしいですが、終盤はけがで出場することができずに悔しい思いをしました。来シーズンは全試合出場を目標に、チームの勝利に貢献できる打席を1つでも増やしていけるよう、これからも挑戦する気持ちを忘れずに頑張ります」

佐野恵太(2020年10月16日撮影)
佐野恵太(2020年10月16日撮影)


最多安打

中日大島洋平(2年連続2度目)146安打

「大きなケガがなくプレーできたことがよかった。続けて取れたことは自分の中でも評価できる。今年はチームが久しぶりAクラスに入りました。優勝を目指す中でいいきっかけにしたい」

大島洋平(2020年8月18日撮影)
大島洋平(2020年8月18日撮影)

最多本塁打、最多打点

巨人岡本和真(いずれも初)31本塁打、97打点

「3、4年前はこういう争いをするとは想像もつかなかった。1回は取りたいと思っていたので、2つもとれてうれしい。負けたくないとは思っている。チームの優勝、勝ちにどれだけ貢献できるかが一番なので、そういうことがつながったのかな」

岡本和真(2020年10月28日撮影)
岡本和真(2020年10月28日撮影)

最多盗塁

阪神近本光司(2年連続2回目)31盗塁

「2年連続盗塁王というのをオフの時から思っていたので。タイトルが取れたという部分では良かったのかなと思います。成功率は本当に大事だと思うんですけど、去年のような、常に走ってくるという印象は与えられなかったと思うので。そういうところをもう少し来年、どういうふうにやっていくか考えていきたい」

近本光司(2020年10月1日撮影)
近本光司(2020年10月1日撮影)

最高出塁率

ヤクルト村上宗隆(初)出塁率4割2分7厘

村上宗隆(2020年10月28日撮影)
村上宗隆(2020年10月28日撮影)

最優秀防御率、最多奪三振

中日大野雄大(2年連続2度目)防御率1.82

      (初)148奪三振

「(防御率)1点台で終われるとは想像していませんでした。7月31日に初完投したときから数字を下げていけるという自信がありました。(最多奪三振は)木下が三振を取れる配球をしてくれたからだと思います。打者の打ち気を読んでストレート、ツーシーム、フォークをうまくリードしてくれた」

大野雄大(2020年10月14日撮影)
大野雄大(2020年10月14日撮影)

最多勝利、勝率第1位

巨人菅野智之(2年ぶり3度目)14勝

      (初)勝率8割7分5厘

「最善の投球フォームにということ。いろいろ試した結果、今のベスト。(フォームは)周りにやんや言われましたけど、しっかり結果で証明することができた。自分に携わってくれた人たちに、まずは恩返しできたかなと思います」

菅野智之(2020年10月13日撮影)
菅野智之(2020年10月13日撮影)

最優秀中継ぎ

中日祖父江大輔、中日福敬登、ヤクルト清水昇(初)30ホールドポイント

▽中日祖父江(福とともに最優秀中継ぎ投手賞を受賞)「うれしい。新型コロナで開幕が遅れ、シュートを習得でき、持ち味のスライダーを生かせたのが要因。野手の人にも助けられました」

▽中日福「(17年に左)肩を壊して選手として終わったと覚悟した自分が名前を残せて感慨深い。受賞は半分はバックのおかげで、あと半分は家族(妻と6月に生まれた長女)のおかげです」

▽ヤクルト清水「昨年はふがいない成績だったので、今年はキャンプから何とか結果を残したいと必死で準備した。今年自分にとって一番のうれしいニュースとなりました」

最優秀中継ぎに輝いた左から中日福、中日祖父江、ヤクルト清水
最優秀中継ぎに輝いた左から中日福、中日祖父江、ヤクルト清水

最多セーブ

阪神ロベルト・スアレス(初)25セーブ

「いい1年でしたし。25セーブ取ることができて、タイトルも取ることができた。一番いいセーブの選手になれたと思うんで、そういう意味で今年1年良かったです」

ロベルト・スアレス(2020年10月17日撮影)
ロベルト・スアレス(2020年10月17日撮影)