NPBエンタープライズは新型コロナウイルスの影響で来年3月に延期されたWBSC女子野球W杯(メキシコ)に出場する侍ジャパン女子代表監督に中島梨紗氏(33)が就任すると11日、発表した。

中島氏は選手として06年~14年までW杯5大会すべてに出場。16年W杯は代表コーチ、18年W杯はオーストラリア代表の投手コーチとして参加した。

中島氏は「女子野球日本代表という特別な場所で指揮を執り、チームを率いる立場として私を選んでいただいたことをとても光栄に思いますし、感謝の気持ちしかありません。たくさんの指導者、諸先輩の方々、チームスタッフの皆様が築き上げてきてくださった女子野球の伝統を守り、また新しい文化もつくり上げていかなければならないと、身が引き締まる思いです。日本中の皆様に応援していただけるようなすてきなチームにしていきたいと思っております。まだまだ新型コロナウイルス感染症が懸念されている現状ではありますが、出来る限りの準備をし、7連覇へ向かって進んでいきたいと思います」とコメントした。

ヘッドコーチは18年大会でも同職を歴任した元阪神ヘッドコーチの木戸克彦氏(59=阪神球団本部プロスカウト部長)が就任。「6連覇中の侍ジャパン女子代表として、ふさわしいチームつくりのサポートをさせていただきます」。元オリックスの福留宏紀氏(45)もコーチを務め「3年ぶりに中島監督とタッグを組めること、そしてそれが女子野球日本代表チームであることに感謝しております。大先輩の木戸ヘッドコーチとともに、最高のチームづくりに尽力し、多くの方々に女子野球の素晴らしさをしっていただけるよう頑張ります」と意欲を示した。

12月18日に関東圏に集合して19、20日と合宿を行い、直前合宿を2月で調整中。