中日大野雄大投手(32)の2冠が14日、確定した。すでに1・82で2年連続の防御率1位は決めていたが、リーグ最終戦で22個差をつけていた巨人菅野は5奪三振で終わり、初の奪三振王となった。

名実ともにリーグを代表する左腕となった大野雄は「(防御率)1点台で終われるとは想像していませんでした」としながらも「7月31日に初完投したときから数字を下げていけるという自信がありました」と振り返った。また、今季148個奪った三振については「木下が三振を取れる配球をしてくれたからだと思います。打者の打ち気を読んでストレート、ツーシーム、フォークをうまくリードしてくれた」と正捕手の座に躍進した木下拓に感謝した。

大野雄は今季取得したFA権利は行使せず残留することをすでに表明しており、当面の話題は菅野と争う沢村賞の行方に移った。