日本シリーズ第2戦(22日)での先発が見込まれる巨人今村信貴投手(26)が、5回3安打1失点の粘投を見せた。

1回、先頭から連打を浴び併殺の間に先制を許した。味方のミスも絡み、2回を除き毎回走者を背負ったが、緩急を駆使し要所を締める投球。最速144キロの直球に95キロのスローカーブ、カットボール、フォークなどを交え、追加点を与えなかった。「イニング関係なく、初回から全力で投球する事を心がけてマウンドに上がりました。全球種を使う事ができた事が収穫です」と振り返った。

杉内2軍投手コーチは「今日はゾーン内でファウルを取れていたし、追い込んでから真っすぐと変化球で勝負できていたので良かったと思います。日本シリーズでも初回から全力で、カウント負けしないように自分の投球をしてもらいたいですね」と期待した。