阪神先発の西純矢投手(19)は7回途中5失点で降板も、プロ入り後の実戦では自己最多となる8奪三振と内容ある投球で成長を見せた。

19年ドラフト1位右腕は初回から馬力全開。2死から安打を許すも、4番野村をフォークで空振り三振に切り無失点で立ち上がった。

2回から5回までは奪三振ショーを展開。2回には威力ある直球で万波、清宮から空振り三振。カーブやスライダーの変化球も制球され、有利にカウントを進めていった。5回まで1安打無失点、毎回の7三振を奪った。

1-0の6回以降は課題も残した。1番郡に左翼席へ2ランを運ばれて逆転。直後に味方が3-2と再逆転したが、7回は2本の適時打と三塁小幡の走塁妨害で3失点。1死満塁のピンチを残してマウンドを降りた。それでも苦しむ7回にこの日最速タイの148キロを計測するなど、馬力のあるところも見せた。

西純は今リーグ2試合目の登板。前回は開幕ゲームの8日西武戦に先発し、6回途中2失点と好投。プロ入り後の実戦ではこの時点で自己最多タイとなる7三振を奪っていた。