今季限りで現役引退した元阪神の藤川球児氏(40)が17日、ABCテレビの「キャスト」に生出演した。引退登板だった10日の巨人戦(甲子園)からちょうど1週間が経過。引退セレモニーで「最後の1球」を矢野監督に投げ込む演出は、藤川氏の最後の願いだったことを明かした。

時は10年前の10年9月30日。捕手・矢野燿大の現役引退試合だった一戦で、9回に藤川氏が逆転弾を献上。矢野監督の出番が消えた過去があった。藤川は「自分が最後このグラウンドでやり残したことはこれだった。球団の方にセレモニーの中でどうしても入れてほしい」と最後のバッテリーを矢野監督と組むことを懇願。指揮官も「球児のためのセレモニーではなくて俺のためにやってくれたと今でも思っています」と話していた。

さらに藤川氏は将来の夢について「サルを飼う」「陶芸家」と公表。陶芸家については「今ちょっと計画してます。2年後くらいに完成すると思う」と話していた。