19年ドラフト2位の阪神井上広大外野手が決勝打を放ち、フェニックスリーグで宿敵巨人に勝ち越した。

「4番中堅」でフル出場。0-1の6回1死満塁で、変則右腕・田中優のスライダーを捉え、中越えの2点適時二塁打を放った。「1アウトだったので、ゴロを打つとゲッツーになる確率が高くなる。最低でも外野フライという気持ちで打席に入りました」と振り返った。

同リーグの巨人戦は2勝1敗で終えた。平田2軍監督は「1戦目に負けた時に『情けない。あとの2試合は絶対巨人には勝て』と言った。(打倒巨人を)植え付けてピリピリさせないとダメ」と話した。若き4番がG倒に貢献。26日からは最終クールが始まる。井上は「1本と言わず2本、3本と打てるようにやっていきたい」と引き締めた。