日本ハム中田翔内野手(31)が珍要求!? 25日、都内で開かれた「第13回ペアレンティングアワード」の授賞式に出席。今季、初の本塁打王のタイトル獲得を1本差で逃したことを受け「ラッキーゾーンつくってよ、っていうね。球団に交渉したいと思います」とニヤリ。得意の中田節で本塁打が出やすいラッキーゾーンの設置を訴えた。

本拠地札幌ドームの高いフェンスに、本塁打性の当たりを今年は何本も阻まれた。愛する家族も初の本塁打王のタイトル獲得を期待していたが「子どもたちもすごく応援してくれていた。『あと1本、2本絶対打ってよ』と言われて、最後送り出してもらったんですけど、あと1本ね…出ればよかったんだけど…」と残念そうな表情で話した。パ・リーグではソフトバンク、ロッテ、楽天と半分の3球団がラッキーゾーンを設置しているだけに冗談まじりの発言ながら、切実な願いが込められていた。

この日、今年育児業界に影響を与えた著名人らに贈られる同賞のスポーツ部門で選出された。「野球の賞ももちろんうれしいですけど、野球以外のところで評価してもらえたのはすごくうれしかったです。家族も喜んでくれたのですごくよかった」と笑みをみせた。

昨年8月に誕生した長男もシーズン中に歩き始めるなど、子どもたちの成長に刺激されている。「子どもたちと一緒に遊んでいるのが楽しい」。1男2女のパパとして自宅では、大きな体を丸めて育児に奮闘している。「成長をこれからも見ていけたら」と家族とともにこれからも走り続ける。【山崎純一】