セ・リーグの最多盗塁者賞を受賞した阪神近本光司外野手(26)が、表彰式にビデオ出演して喜びのコメントを寄せた。

「昨年、このアワードで口にさせていただいた2年連続の盗塁王が取れて、自分としても本当にうれしいです。個数というのはあまり増えなかったんですけど、来年はもう少し走って、チームのために頑張っていきたいと思います」

2年目の今季は不動のリードオフマンとして自身初の全試合出場(120試合)を達成。他球団のマークが厳しくなる中で、記録した31盗塁は2位の巨人増田大に8個差をつける独走劇だった。1年目の36盗塁から数字こそ減らしたが、成功率は7割6厘から7割9分5厘に上昇と進化も見せた。

走りにくい捕手は? との問いには、「中日の木下(拓)選手」と、苦笑いで本音も明かした。来季に向けては「3年連続の盗塁王を目指して、チームを引っ張っていけるように頑張りたいと思います」と、力強く宣言した。