プロ野球の守備のベストナインを選ぶ三井ゴールデングラブ賞が18日、発表された。

両リーグ最多得票は広島の菊池涼介内野手で283票を集めた。

選考は全国の新聞、通信、放送各社のプロ野球担当者の投票で行われ、有効投票数はセが300、パが269だった。

セ・パ受賞選手は以下の通り。


第49回「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞し記念撮影をする、前列左から菊池涼、甲斐、後列左からビシエド、大田、中村(撮影・狩俣裕三)
第49回「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞し記念撮影をする、前列左から菊池涼、甲斐、後列左からビシエド、大田、中村(撮影・狩俣裕三)

セ・リーグ

 ▽投手

 巨人菅野智之(2年ぶり4度目=107票)

「今シーズンはコロナという難しいシーズンではありましたけど、ゴールデングラブに加え数々のタイトルを取れ、すごく充実したシーズンとなりました」

巨人菅野智之(2020年9月15日)
巨人菅野智之(2020年9月15日)

 ▽捕手

 阪神梅野隆太郎(3年連続3度目=136票)

「僕自身3度目の受賞ということで、非常にうれしく思います。今季は過密日程の中、大変なシーズンではありましたが、こうやって守備のことを評価していただき、うれしく思います」

ゴールデングラブ賞を受賞し笑顔でポーズを決める梅野(球団提供)
ゴールデングラブ賞を受賞し笑顔でポーズを決める梅野(球団提供)

 ▽一塁手

 中日D・ビシエド(初=194票)

「本当にうれしい。外野が長く、一塁はずっとやってきたポジションじゃなかった。一塁に移ってからの受賞だからうれしい。上達もあるけれど、守備に対する自信を持ててきている。体が自然と動けている」

「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞し、長男ジュニアくんといっしょに記念撮影するビシエド(撮影・狩俣裕三)
「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞し、長男ジュニアくんといっしょに記念撮影するビシエド(撮影・狩俣裕三)

 ▽二塁手

 広島菊池涼介(8年連続8度目=283票)

「このたびは三井ゴールデングラブ賞を受賞できうれしく思っております。この賞をずっと取り続けたいと言ってきましたが、何回取ってもうれしい賞ですし、気を引き締めて頑張らないといけないなと毎年感じております。来年もしっかり練習をして、アピール出来るように頑張りたいと思います」

「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞する菊池涼(左)(撮影・狩俣裕三)
「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞する菊池涼(左)(撮影・狩俣裕三)

 ▽三塁手

 中日高橋周平(2年連続2度目=144票)

「このような賞をいただきうれしく思います。また、来年も取れるように頑張ります。選んでいただきありがとうございます」

中日高橋周平(2020年10月23日)
中日高橋周平(2020年10月23日)

 ▽遊撃手

 巨人坂本勇人(2年連続4度目=245票)

「この賞は僕も個人的に毎年一番の目標にしている賞です。今シーズンは守備も安定して、エラー数も4つだったのですが、本当に守備でもチームに貢献できたのかなと納得のいくシーズンでした」

巨人坂本勇人(2020年10月16日)
巨人坂本勇人(2020年10月16日)

 ▽外野手

 広島鈴木誠也(2年連続4度目=245票)

「このたびは三井ゴールデングラブ賞を受賞でき大変光栄に思います。僕自身今年はこの賞を取れるのか不安に思っていたのですが、こうして賞をいただけたこと感謝しています。この賞に恥じないようにまた来シーズンもしっかり良いプレーをして、この賞を受賞できるように頑張りたいと思います」

広島鈴木誠也(2020年7月1日)
広島鈴木誠也(2020年7月1日)

 ▽外野手

 中日大島洋平(3年連続8度目=176票)

「コロナ禍で難しいシーズンでしたが、三井ゴールデングラブ賞をいただけてうれしい。来年以降もこの賞に恥じないプレーをして、またこの賞をいただけるようにしたい」

中日大島洋平(2020年7月26日)
中日大島洋平(2020年7月26日)

 ▽外野手

 ヤクルト青木宣親(9年ぶり7度目=132票)

「11年を最後に、受賞していなかった賞なので、今回とれたことを本当にうれしく思います。来年もさらに精進して、この賞を頂けるように頑張っていきたいと思います。本当に、ありがとうございました」

ヤクルト青木宣親(2020年7月30日)
ヤクルト青木宣親(2020年7月30日)

第49回「三井ゴールデン・グラブ賞」で受賞したセ・リーグ選手のゴールデン・グラブトロフィー(撮影・狩俣裕三)
第49回「三井ゴールデン・グラブ賞」で受賞したセ・リーグ選手のゴールデン・グラブトロフィー(撮影・狩俣裕三)

パ・リーグ

 ▽投手

 ソフトバンク千賀滉大(2年連続2度目=107票)

「守備というところに関して評価していただいて、とてもうれしい」

ソフトバンク千賀滉大(2020年11月21日)
ソフトバンク千賀滉大(2020年11月21日)

 ▽捕手

 ソフトバンク甲斐拓也(4年連続4度目=267票)

「自分にとって特別な賞。今年もこの賞をいただけて光栄です」

「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞する甲斐(左)(撮影・狩俣裕三)
「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞する甲斐(左)(撮影・狩俣裕三)

 ▽一塁手

 ソフトバンク中村晃(初=77票) 

「1度取ってみたい賞でした」

「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞する中村(左)(撮影・狩俣裕三)
「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞する中村(左)(撮影・狩俣裕三)

 日本ハム中田翔(2年ぶり4度目=77票)

「ゴールデングラブ賞は毎年取りたい賞と思っていますし、選んでいただけて本当にうれしく思っています。派手なプレーは出来ないですけど、他の野手の送球が少しそれても何事もなかったかのようにカバーしたいという気持ちは強いです。これからも集中して堅実な守備をしていきたい」  

日本ハム中田翔(2020年6月27日)
日本ハム中田翔(2020年6月27日)

 ▽二塁手

 西武外崎修汰(初=136票) 

「三井ゴールデングラブ賞を取れればいいな、取りたいなと思っていたので、受賞を聞いて、びっくりした気持ち、うれしい気持ちでいます。特に『この守備』という印象はないのですが、今年を振り返ると毎試合毎試合、波なく守備をこなせたのではないかと思います。外野での守備機会もありましたが、視線や向きが変わるので難しさを感じることもありました。内外野はそれぞれ別物と感じるなかで、この賞を取ることができたのは一つの大きな自信になったかと思います」

西武外崎修汰(2020年6月7日)
西武外崎修汰(2020年6月7日)

 ▽三塁手

 楽天鈴木大地(初=141票) 

「ゴールデングラブ賞に選んでいただき、うれしく思います。今年はコロナでお客さんが球場に来られない日が続きましたが、そのなかで守備でチームの流れを変えるプレーができたと思います。来年もたくさん練習をして、ファンの皆さまに感動を与えられるような守備をお見せし、また選んでいただけるように頑張ります」

楽天鈴木大地(2020年6月28日)
楽天鈴木大地(2020年6月28日)

 ▽遊撃手

 西武源田壮亮(3年連続3度目=232票) 

「このたびは、三井ゴールデングラブ賞に選んでいただき、大変うれしく思います。守備は僕のアピールポイント。素晴らしいショートストップが多くいる中で、受賞出来たことは光栄です。そして今年はワンバウンドの送球をたくさん取ってくれた、山川さん、メヒアにも感謝したいです。来年以降もこの賞をいただけるよう、より守備の精度を高めていけるように練習します」

西武源田壮亮
西武源田壮亮

 ▽外野手

 ソフトバンク柳田悠岐(2年ぶり5度目=196票) 

「うれしいです。票を入れてくださった方に感謝したい」

ソフトバンク柳田悠岐(2020年8月21日)
ソフトバンク柳田悠岐(2020年8月21日)

 ▽外野手

 日本ハム大田泰示(初=168票) 

「いい選手が多い中で選んでいただいて本当に感謝しています。まさか守備の賞をいただけると思っていなかったので、感慨深いです。ゴールデングラブ賞に恥じることのないプレーを来季もしていきたいですし、今季以上のプレーを見せられるように日々努力していきます」

「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞し、記念撮影する大田(撮影・狩俣裕三)
「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞し、記念撮影する大田(撮影・狩俣裕三)

 ▽外野手

 日本ハム西川遥輝(4年連続4度目=159票)

「ゴールデングラブ賞は取りたい賞だったので受賞できて光栄に思います。今年は大変なシーズンでしたが、この状況で球場に足を運んでくれる方々のためにも、しっかりとしたプレーを見せたいと思って試合に臨んできました。今後も意識を高く持ち続けて取り組んでいきたい」

日本ハム西川遥輝(2020年10月7日)
日本ハム西川遥輝(2020年10月7日)

第49回「三井ゴールデン・グラブ賞」で受賞したパ・リーグ選手のゴールデン・グラブトロフィー(撮影・狩俣裕三)
第49回「三井ゴールデン・グラブ賞」で受賞したパ・リーグ選手のゴールデン・グラブトロフィー(撮影・狩俣裕三)