TBS系の人気テレビ番組「プロ野球戦力外通告」が29日、深夜に放送された。ソフトバンクから戦力外通告を受けた田城飛翔(つばさ)外野手(21)が登場。「トライアウトを受けるのは、野球を辞めないといけない確率がある」と覚悟しながらも、ソフトバンクからの育成契約延長のオファーを断り、7日の12球団合同トライアウト(神宮)を受けた姿が紹介された。

トライアウトでは由規(楽天)から左膝に死球を受けながらも、1軍でも活躍した経験を持つ野田(西武)から中前打を放つなど、4打数1安打だった。

トライアウト後、クラブチームからのオファーがあった。その後、オリックスから育成契約のオファーも届いた。「(支配下の)可能性があるから取ってくれる。期待に応えたい。1軍の戦力となることが恩返し」と入団を決意。18日に年俸300万円、背番号127で21年の契約を結んだ。

◆田城飛翔(たしろ・つばさ)1999年(平11)3月19日生まれ。神奈川県出身。八戸学院光星(青森)で甲子園出場し、本塁打を放った。16年育成ドラフト3位でソフトバンク入団。19年はウエスタン・リーグで最多安打。179センチ、66キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸300万円。(金額は推定)