DeNAのクローザーを争う三嶋一輝投手(30)と山崎康晃投手(28)が7日、厚木市内で国吉ら他4選手、プロゴルファー山口すず夏と合同の自主トレを公開した。山登りから始まり、アメリカンノック、坂道ダッシュなどで下半身をいじめ抜いた。

三嶋は昨季、山崎に代わって7月下旬から抑えを務めた。「去年クローザーを全うできたのは良かったが、今年は今年。隙を見せちゃいけない」と気合十分。山崎との関係には「ずっと(自主トレを)ヤスと一緒にやっていて、今年は特別にバチバチするというのはない。一選手としてリスペクトしているし人としても後輩だけど尊敬している」と話した。

山崎は今年、プロ入り後初めて元日から始動した。「昨年のパフォーマンスがふがいなく、元旦から気持ちを入れ直した。去年守護神を渡してますし、これまでの経験を無駄にしたくない」。三嶋については「チームメートですし、いいところを見ながら高め合っていきたい」。キャンプでは2月1日からブルペンに入り、三浦新監督の信頼を勝ち取るつもりだ。

三嶋は現状を「9回というポジションは1つだし、どっちが投げるかは始まってみないと分からない」と分析した。開幕まで競争を続ける。【斎藤直樹】