立大は13日、埼玉の新座グラウンドで自主トレを開始した。年末年始のオフを終え、前日に集合。18日から始まる全体練習を前に、各自がトレーニングを続ける。

最後の優勝(17年春)を知る4年生が引退。現役部員は誰も優勝を経験していない。溝口智成監督(53)は「何とか優勝に絡む頻度が高いチームをつくりたいと思っているが、かなわずにいる。もう1度、優勝を」と新年の決意を口にした。

エースの中川が引退。投手陣は、現状では絶対的な柱がいない。溝口監督は「宮、池田、野口、栗尾、川端。個人に託すよりも、みんなが一踏ん張りしてくれれば」と全員の力でカバーする。野手については「山田、柴田、太田が打線の核になって欲しい」と期待した。

名前を挙げられた主将の太田英毅外野手(3年=智弁学園)は「優勝への執念を持ってやっていきます。ずばぬけた選手はいない。チーム全員で、つなぎの野球、一体感を掲げてやっています」と強調。正月も休まずに自主トレを続けており、大学ラストイヤーへ気合は十分だ。