西武のよくばり君ことドラフト1位渡部健人内野手(22=桐蔭横浜大)が「ガム・ダイエット」でキャンプインに備える。

18日、埼玉・所沢の球団施設で全体会議が行われ、春季キャンプはB班(2軍)スタートが決まった。新人合同自主トレでノースローが続いていることを考慮された渡部は「自分の肩の状況もあるんで、焦ったところでどうこうなるというじゃない」とマイペースで準備する。

1軍合流を目指し、大好きな間食も我慢する。「自分は勝手に口に運んじゃう。今はしっかり管理栄養士さんと相談して。ごまかしでキシリトールガムをかんでます。部屋ではガムか水ですね」。甘い誘惑に負けないようコンビニでガムを買い込んだ。「キシリトールのグレープ味。辛いの苦手なので」と味わいだけで耐えしのぐ。一方で体重増に励む同期・若林には「チョコレート、お菓子、おにぎりとかを、勝手に手が動いて口に運べるようにしとけと言っています」と、珍アドバイスを送った。

マシン打撃では、打球音を響かせ非凡な破壊力の一端を発揮。B班キャンプには山川という生きた教材もいる。「プロは打球も全然違うと思う。基本は守備から始めて、下半身を使った中で打撃に生かせれば」と焦らず欲張らず、明確なビジョンを描いた。【栗田成芳】

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