阪神は20日、今年から始動する女子硬式野球クラブチーム「阪神タイガース Women(ウィメン)」の入団会見を行った。

選手は最年少20歳から31歳までの17人で、レジェンド選手や現役大学生など経歴はさまざま。監督はOBの野原祐也氏(36)が務め、ホームユニホームはもちろん、伝統あるタテジマを着用する。

背番号3で主将を務める三浦伊織外野手(28)は、「このユニホームを着て試合に出れる喜びと、また誰もが知っているユニホームなのですごくプレッシャーを感じています」と、入団の心境を語った。三浦は女子プロ野球が創設された10年から11年間プレーした「レジェンド」で、首位打者や最多盗塁などのタイトルを何度も受賞。3月にメキシコで開催予定の女子野球ワールドカップ(W杯)日本代表メンバーにも選出されている。

主将を任されたことについては「私自身、女子プロ野球でプレーをしてきたのでアマチュアの選手となかなか交流がなかった。こうやっていろんな選手と新しいチームを作れるということで、良いチームにできたら」。ファンに向けては、「新しいチームなので、まずは多くの人に知ってもらって女子野球の楽しさを伝えていって、応援してもらえるようなチームにしていけたらなと思っています」と、笑顔を見せた。

チームは2月から始動し、週1回の練習を重ねて4月以降の全日本女子野球連盟及び関西女子硬式野球連盟主催の各大会に参加する予定となっている。

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