DeNAの高卒8年目右腕、平良拳太郎投手(25)が27日、神奈川・横須賀の球団施設DOCKでの自主練習を終えてオンライン取材に対応。初の開幕投手に意欲をみせた。

1月8~22日まで、故郷の沖縄・今帰仁(なきじん)村で初の単独自主トレを敢行。村長をはじめ、地元の協力を得て充実の日々を送った。「いつもより声をかけて頂くことが多かった。おじいちゃん、おばあちゃんたちにも声をかけていただいて、僕も頑張ろうという気持ちになりました」。高校時代のチームメート2人は夜中から朝方まで仕事をしてから、練習に付き合ってくれたという。「家族の時間もある中で、一緒に練習を手伝ってくれた。その2人のためにも、たくさん応援していただいている今帰仁村の方々にも、いい報告がたくさん届けられるように。いい成績で終われたら」。地元体育館にダンベルなどを寄付したというが、結果でも“恩返し”を誓った。

昨季は初めて開幕ローテ入り。8月中旬から背中の違和感で2カ月離脱したが、14試合で4勝6敗、防御率2・27をマークした。今季の目標を「開幕ローテーションに入っていけるように。最終的に規定投球回にいけるように」とした右腕だが、今永、東らが故障明けで、若手の多い先発陣の中で期待は大きい。「開幕投手」に話題が及ぶと「そうですね。頑張ります」と笑顔。応援してくれる地元のためにも、初の大役を目指す決意だ。

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