阪神平田勝男2軍監督(61)が31日、2軍春季キャンプのテーマに「全集中」を挙げた。2月1日から高知・安芸でスタート。チームはこの日、キャンプ地に入った。

宿舎では全体ミーティングが行われ、その後に平田2軍監督が球団を通じて取材に対応。今春のキャンプのテーマについて、「とにかく1つ1つの行動が野球につながるという意味で、やっぱりこういう時期だから野球に全集中してやる。鬼滅の刃やな。全集中して野球に取り組んで、全てが野球につながる。こういう時だからこそ野球を、自分を見つめ直せる。キャンプができる、野球ができる。その恩返しをするのは野球に集中して、優勝に向かってやるということ」。大人気マンガ「鬼滅の刃」のせりふを引用し、コロナ禍で制限が多い中での選手たちの集中力に期待した。

また、コーチ陣にもハッパをかけたと明かした。「我々はこういう若い選手たちの将来や生活を担っている。選手たちよりオレらは命がけでやらなあかん。コーチ陣にはハッキリ言った。チームの強化の根幹は育成なんでね。そこをしっかり責任重大だということをもう1回、オレは(コーチ陣らに)発信した。将来や選手たちの生活を我々が責任ある立場でやってるんでね」。選手、首脳陣が一体となって野球に真摯(しんし)に取り組んでいく。

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