「○○すぎる」黄金ルーキーが、能力の片りんを見せつけた。最速155キロ左腕の楽天ドラフト1位、早川隆久投手(22=早大)が打撃投手を務め、打者相手に初めて投球した。全48球で球種を宣言し小郷、和田と対戦。和田に2発を浴びたが安打性は4本。ボール球は9球でストライク率は81・2%を誇り、制球力の良さを示した。
覚えが「早」すぎる。登板前日、岸に代名詞のカーブを教わり、一夜明けで即実践。10球を投じ「手首を曲げすぎず、真っすぐのイメージをちょっと加えたら抜ける感じが強くなった。バッターの反応もよかった」。元々はスライダー気味の軌道だったが、ふわりと浮き上がる縦変化の要素が増した。和田は「斜めに滑るスラーブみたいに見えた」と証言する。
直球が「伸び」すぎる。この日の最速は145キロ。29球を投じ安打性はゼロ。早川は「真っすぐの状態はある程度仕上がってきた」と納得顔。小郷は「ソフトバンクの和田さんのようなイメージ。気がついたら手元まで来ているし振ってもファウルや凡打にしかならないコースに来ていた。本当に相手チームにいなくてよかった」と苦笑いだ。
調整が「順調」すぎる左腕は20日日本ハム戦(金武)で対外試合初登板を予定する。「ゲームになると違う感覚もある。徐々に養っていければ」。「大人」すぎるコメントで、デビューの時を待つ。【桑原幹久】
▽オリックス三輪スコアラー「ベース板の上で球の力がある。出どころが見づらくてソフトバンクの和田みたいなイメージ。普通にやったら勝てる投手」



