阪神藤浪晋太郎投手が「仮想マウンド」でセ界の強打者対策を行った。14日に予定されていた広島との練習試合は雨天中止。登板予定だった藤浪はキャンプ地の宜野座へ戻り、ビジターユニホームのままブルペンへ向かった。審判と打者を立たせ、打席の結果まで想像。3アウトを取れば、青柳と交代する“実戦”に6イニング分、臨んだ。「いい練習だったと思います。ゲームはなかったですけど、そのなかでやることはできた」と、初の試みに手ごたえを感じていた。

配球は自ら組み立て、細部まで設定した。5イニング目には宿敵巨人打線をイメージ。坂本、丸、岡本和、大城…。球場も東京ドームを仮想。「気持ちの面でも、いい気合で、いい感じで投げられたかなと思います」。岡本和には甘く入ったカットボールを痛打されて二塁打と自ら判定。坂本、丸、大城からは三振を奪った。6イニング目には開幕カードで激突するヤクルト打線が相手で、山田哲、村上らをイメージした。合計124球を投げ込んだ。

金村投手コーチも「『質の高いブルペンにしよう』とキャンプ前に話をした。いい表情で、すごく考えながら投げていた。楽しそうやったし、もちろんボールもいい。すごくいい練習になった」と評価した。藤浪は、次回の第4クールで対外試合か紅白戦に登板する可能性が高い。仮想マウンド同様に、シーズンでも強打者をなぎ倒す。【只松憲】

○…矢野監督が藤浪の球質に驚いた。ブルペン投球が始まる前にキャッチボールの相手役を打診。現役時代に捕手だった指揮官は、昨季セ・リーグ日本人最速の162キロを投げた藤浪のボールに「怖い、怖い。(座って)ボールを捕ってないけど、怖かったよ。だけど楽しかった」と振り返った。藤浪も「いきなり投げていいものなのか迷いましたけど、新鮮でした」と笑顔だった。

○…坂本が「仮想マウンド」で藤浪、青柳の2人と“バッテリー”を組んだ。この日は投手が配球を組み立て、「僕だったらこう行くなというところで、あ、そんなこと考えているんだ、ああそうやな、というところもたくさんあった」と新鮮に感じた。球場も想定しての投球に「甲子園と東京ドーム、神宮とで、球場を変えると配球も変わってくる。試合で勝つために、抑えるために練習していると思うので、つながるようにしたい」と振り返った。

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