日本ハムの7年目、浅間大基外野手(24)が、悲願のレギュラー奪取へ猛アピールを続ける。

16日、中日との練習試合(北谷)に「1番中堅」でフル出場。1回に右前打、5回に左前打で4打数2安打1得点と活躍した。9日の阪神戦から2試合連続複数安打。主力・西川が実戦未出場の中、存在感を示している。

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自慢の甘いマスクに、充実感を漂わせた。1回の第1打席。カウント1-1からの3球目、カットボールを右前に運んだ。5回には逆方向の左前打で、9日阪神戦に続き対外試合2戦連続複数安打。「今日は(打席への)入りが、良かった。キャンプからずっとやっている、ファーストスイングと最後の打席を大事にしていることが、少しずつ形になってきた」と手応えをかみしめた。

得点にもつながった初回の一打は、横浜高の2学年先輩・中日柳から。浅間には変化球に強いイメージがあるようで、試合後は「お前に変化球は、やっぱりダメだな」と苦笑いされたという。浅間は「(対戦は)めちゃくちゃ意識しました。1年と3年で、お世話になった。1本打てたので良かった」と白い歯をこぼした。

先輩にたたえられた対応力のある打撃だが、今キャンプは直球を一撃で仕留める打撃に力を注いできた。実戦での結果がすべてと考え、「一生、打ち続けるくらいの気持ちで。『また打ったよ、コイツ』と言われるくらいに」。デビューから4戦連続安打を飾ったプロ1年目を上回る姿を、今キャンプで見せようとしている。

今年の注目ポイントには「顔つき」を挙げた。目鼻立ちがハッキリした顔立ちで、チーム屈指のイケメン。「顔つきをみてもらえたら、分かります」と、テレビカメラに向かってキメ顔をするほど。「今年の結果は、去年とは変わってくる。引き続きしっかり追い込みたい」。顔つきと技術に、さらに磨きを掛けていく。【田中彩友美】

▽日本ハム栗山監督(対外試合2戦連続複数安打の浅間に)「ダイキ、よかったね。ただ、もともと持っている能力があって(プロ入り後は)ケガで全然力を発揮できていない。今日も全然打っている感じがしない。フツーな感じ。『もう爆発しなきゃいけないよ』と話している」

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