日本ハム中田翔内野手が、昨季と同じ“レベチ”スタートに納得した。中日との練習試合(北谷)に「4番DH」で出場。今季の初実戦は2つの空振り三振を含む3打数無安打で途中交代となった。

中田 1発目にカキンカキン打ってたら逆に不安になっちゃう。いつも通りだな。去年も、こんな感じじゃなかったっけ?

昨季は2軍キャンプ地の沖縄・国頭で行われた1、2軍合同紅白戦が初実戦で、2打数無安打発進。当時も「スピード感覚は、ちょっと見ないと戻らないかな」と話したが、その後徐々に状態を上げて、本人いわく「レベチ」(レベルが違う)な活躍の起点となった。この日も同じ感覚だった。

中田 初実戦は毎年、むちゃくちゃ球が速い。自分の目が、まだ慣れてない。毎年、一緒だよ。

開幕へ向けて実戦感覚を取り戻すスタートにすぎない初実戦。ここから打席数を重ね、生きたボールをたくさん見ることで「目が慣れれば、自分のタイミングも合ってくると思う。自然に試合に出ていれば、目は慣れてくる」と自信たっぷりだ。

キャンプ序盤で物もらいのような症状で腫れていた右目は「もう大丈夫」。ぱっちりした瞳で今季もレベチロードを歩み出した。【木下大輔】

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