若獅子躍動！ 西武ドラフト4位の若林楽人外野手（22＝駒大）が開幕スタメン候補に躍り出た。練習試合ロッテ戦（高知市春野）に6番右翼で先発し、4打数2安打1盗塁。走攻守でのアピールに辻監督も「流して打つんじゃなく、しっかり振って右に強い打球がいくのがいい。足もあるし、守れるし、肩もあるし。（開幕スタメンの）十分可能性はありますよ」と高評価。スパンジェンバーグが間に合うか微妙な状況の中、大抜てきの可能性を示唆した。
本格派の岩下、小野に対し、ともに直球を右前にはじき返してマルチ安打。「まだイメージ通りの打撃ではなく精いっぱいのヒットという感じです。結果としてランナーがいる場面で右方向に打つことができたのは良かったし、これを続けていきたいです」と振り返った。ここまで対外試合4試合に出場し、15打数4安打の打率2割6分7厘。50メートル5秒8の快足で3盗塁をマークしており「細かいスライディングの練習などの成果が出たのではないかと思います」とうなずいた。
大卒外野手の開幕スタメンとなればチームでは13年の金子（立命大）以来。期待の若獅子は「これからは変化球も合わせて打つようなバッティングができればと思います」とさらなる成長を誓った。【鈴木正章】
▽西武ドラフト5位大曲（22＝福岡大準硬式出身。1軍初登板で1／3回を4失点）「緊張が力みにつながってしまい、ボールとストライクがはっきりしてしまいました」
