亜大が秘密兵器導入!? 

東都大学野球リーグの亜大が新型コロナウイルス感染対策を装備した遠征バスを投入した。

バスの入り口では「AI搭載の体表温感知 顔認証システム」で体温を測り、オートディスペンサーで手を消毒。車内は、次亜塩素酸噴霧器で常に空間除菌されている。バスはもともとは50人乗りだが、1つずつ席を空けて乗車するため、当面は約30人で移動する。

スポーツ振興センター課長で野球部副部長の西村忠之氏は「選手たちのために、やれることは、やっていきたい」と話した。昨年から施設内の感染対策には細心の注意を払い、日の出キャンパスからは1人も感染者を出していない。東京都が緊急事態宣言中の現在も、寮の門限は午後8時。外出は1日1度のみで外食は禁止と徹底している。西村氏は「選手、スタッフともに、感染対策はどこよりも意識を高く持っていると思う」と評価した。

このバスは、今春開幕のリーグ戦でも使用する。3日にはオープン戦初戦を迎え、本格的に実戦もスタートした。コロナ禍でも安全な移動でプレーに集中し、リーグ戦連覇を狙う。