マー君がギアを上げる。楽天田中将大投手が先発予定の13日DeNA戦(静岡)で今季4度目の実戦マウンドに上がる。12日、同地で最終調整し「シーズンも間近に控えている段階。オープン戦だから、という投球ではなく、抑えるためのボールを優先的に組み立てていけたら」と“本番仕様”の配球で臨むと明かした。

狙い通りにステップを踏んできた。キャンプ合流後5度のブルペン投球を経て実戦へ。打者との対戦、直球、スプリット、スライダーに重点、長いイニングを投げるための組み立てなど、テーマを掲げ、確認と修正を重ねた。全試合でコンビを組む太田との連携も「イニング間でも気になることがあれば話している。回数を重ねるごとによくなっている」と手応えを感じている。

前回登板の6日中日戦では4回70球で3安打2失点。シーズン初登板となる開幕2戦目、27日日本ハム戦(楽天生命パーク)へ向け、今回は球数を増やし、5回前後を見込む。「順調にビルドアップしている。オープン戦で100球を投げることを無理やりやる必要はない。気が入れば(100球以上も)投げられると思うので、大きな心配はしていないです」。残り2戦できっちりと仕上げる。【桑原幹久】

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