阪神のジェフリー・マルテ内野手(29)が2試合連発となるオープン戦3号ソロを放った。

近本の同点本塁打が飛び出した5回2死。3ボールから強振した。捉えた打球は左中間スタンドへ一直線。「風に助けられたけど、いいスイングができたと思うね」と納得の表情。4回には自らの送球エラーで失点していたが、バットで取り返した。前日も本塁打を放ち、好調をキープ。「本当に毎日ね、しっかりと内容のある練習ができていますし、まだまだ上がっていけると思う」と自信をにじませた。

マルテの本塁打もあり、チームのオープン戦本塁打数は00年以降最速で2ケタに到達。シーズンのチーム打率が2割9分と猛打を誇った10年の22本塁打に匹敵するペースで量産している。佐藤輝の加入で、打線は活性化。井上ヘッドコーチは「1発の魅力があるメンバーがそろっている」と手応えを感じている。

マルテ自身も打線の相乗効果を実感している。「いい打者が後ろにいるのは、心強いですね。たとえ何番であれ、言われたところで打つ準備をするだけだと思っている」。来日3年目のマルテが開幕へ向けて万全の準備を整えている。【林亮佑】

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