広島床田寛樹投手と中村祐太投手がともに好投し、開幕ローテーション内定を勝ち取った。

ヤクルト戦に先発した床田は、最速146キロの直球を軸に緩急を操り、4回1安打無失点。それでも3回2死から連続四球を与え、「内容的にはよくなかった」と反省した。5回から登板した中村祐もキレのある直球とカーブを有効に使い、4回2安打無四球無失点で5三振を奪う快投をみせた。右腕は「今日は真っすぐも変化球も良かったと思う」と胸を張った。

開幕ローテ入りをかけた試合で持ち味を発揮した両投手に合格点を与えた佐々岡監督は「次のファーム(23日からの教育リーグ・中日3連戦)で投げて…というところになるけど、油断はせずに、しっかり調整してもらう」と話した。床田は31日阪神戦、中村祐は4月1日の同戦(ともにマツダスタジアム)で先発する見込み。開幕へ向け、先発陣5枠が埋まった。