楽天田中将大投手(32)がオープン戦最終登板を7回89球3安打1失点で終えた。

注目は小学時代のチームメート、巨人坂本との8年ぶりの対決に注がれた。1回2死。坂本が打席に入るとスタンドから拍手がわいた。フルカウントからの7球目、内角を狙った田中将がやや力み、高めに外れ四球となった。

2度目の対戦は4回。先頭若林に先制ソロを許した直後だけに、初球外角148キロは1段ギアを上げて投じた。カウント1-1から3球目。真ん中付近の149キロを坂本が強振。打球は大きな弧を描いたが中堅フェンス手前で捕球された。

スライド登板の影響で中5日での登板となった田中将は序盤からテンポよく腕を振った。2回は4球、3回は6球でともに3者凡退。4回に1点は失ったが、7回を89球でまとめ、貫禄を見せた。

5度目の実戦登板を終え、シーズン初登板となる27日日本ハム戦(楽天生命パーク)へ備える。