20年目ベテランコンビ健在! 1軍合流2戦目の西武中村剛也内野手(37)が、オープン戦初安打を含む2安打1打点をマークした。栗山巧外野手(37)も先制打を含む2安打1打点。山賊打線を支える両ベテランが、開幕を前にそろって調子を上げてきた。

ヒットの「おかわり」だ。1点リードの5回無死二塁、ヤクルト田口の2球目を中前にはじき返して2点目を呼び込むと、7回の第3打席でも中前打。中村は「バッティングフォームだったり、バットの軌道だったりは、だいぶ自分がやりたいことに近づいてきてるのかな」とうなずいた。キャンプ序盤で左ふくらはぎを痛めて別メニューとなり、2月下旬から2軍調整を続けてきたが、シーズン本番へきっちりと仕上げてきた。

2000安打まであと74本に迫る栗山も「2打席ともしっかり自分の打てる球を打つことができました。ファーストストライクを1球で仕留められたことも良かった」と順調な調整ぶりをアピールした。

「シーズンに入っても役割を求められると思うので、いいところで打ちたい」と中村。一緒に東海道新幹線で上京してきた同期の栗山とともに山賊打線を支え、存在感を示していく。【鈴木正章】