日本ハム今井順之助内野手が準地元で猛アピールに成功した。

岐阜・多治見出身のスラッガー候補は19日に1軍合流。この日は「7番一塁」でオープン戦初スタメンを果たし、3安打1打点。「内容はどうでもよくて結果を残したかった」。4回先頭で迎えた第2打席は右前打で起点となり打者一巡の猛攻を呼び込んだ。安打は全て得点に絡む大活躍だった。

思い出の球場で爪痕を残した。実家からバンテリンドームまではJRの快速で約20分。幼少期は阪急で内野手だった父茂さんと野球観戦に通った場所だ。「昨日の練習の時に『プロ野球選手になったんだなぁ』と思いました」。プレーは今回が初めて。招待していた両親の前で「結果も出せたのでよかった」と喜んだ。

栗山監督も「ジュンの感じは、こんな感じ。すばらしかった。こっちが(1軍戦力として)いきたければいける状況を披露した」と成長を認めた。試合後に中田からは「おいジュン、よかったな」と声をかけられた今井は「はい、ありがとうございます」と笑顔で返した。開幕1軍入りへ猛烈な追い込みに成功。長いシーズンを見据えれば、5年目の今季こそ飛躍する準備ができた。【木下大輔】

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