開幕3戦目の先発を任されるオリックス山岡泰輔投手(25)が21日、阪神とのオープン戦で6回5安打1失点と好投し、最終調整を終えた。97球で10奪三振。「最後なので丁寧に。公式戦を意識した投球になりました。あと少しの課題をなくしていきたい。(課題は)1球種ごとの精度とコントロール。微調整したい」と涼しげな表情で語った。

昨季まで2年連続開幕投手を務めた25歳の右腕は、オープン戦3試合に登板し防御率0・66と安定感を見せた。今季初めて5回を越えるマウンドだったが「6回の入りが難しい。今日はうまく入れた」とマルテ、大山、サンズの主軸を3者連続三振に仕留めた。

今季は「魔の6回」を克服する。昨季のイニング別失点数は計22失点中、9失点を喫した6回がワースト。「中日の大野さんは球数少なく完投しているイメージ」と昨季の沢村賞左腕に連絡を入れ、助言をもらった。大野雄は昨季20試合に先発して11勝10完投、6完封。「経験のある人に聞くのがいい」と、プレミア12でチームメートだった左腕からのアドバイスを胸に刻んでいる。

昨季は自身2登板目で左わき腹を痛めて離脱。「たくさん迷惑をかけた。去年、投げられなかった分、1試合でも多く投げたい」。熱意を込める。【真柴健】

○…山岡はチェンジアップの精度に手応えも示した。「頓宮が内角に構えて改良してくれた。能見さんも使った方がいいとアドバイスくれた」と周囲に感謝していた。

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