DeNA三浦大輔監督（47）が、新人監督として2リーグ制後ワーストタイとなる開幕6連敗を喫した。引き分け2試合を挟み、開幕から8試合白星がないのも新人監督ワースト。

3日の試合後は「結果としてしっかり受け止める。早く勝ち試合を見せられるようにやっていくだけ」と言った。

もがき苦しみながら、各試合でキラリと光ったプレーを、三浦監督の言葉とともに振り返ります。

◆3月26日・巨人戦（東京ドーム）：●7－8×

巨人から人的補償で加入した田中が、セ・リーグの開幕戦史上最多となる6打点を挙げた。チームは3点差を2度追いつき、計12安打。巨人菅野から6回まで3点を奪った。

三浦監督　悔しいですよ。粘っても勝てなかった。明日はやり返せるようにしたい。

◆3月27日・巨人戦（東京ドーム）：●5－10　

4番佐野が今季1号本塁打を放った。7回無死、巨人戸郷の初球、146キロの直球を右中間スタンドに運ぶ豪快弾。「甘い球が来たら思い切り振ろうと決めていた」

三浦監督　（合計10四死球の投手陣は）攻めた結果じゃないと思う。打たれたくない気持ちは当然あると思うが、早く追い込まないと勝負にならない。もっと攻めてほしい。

◆3月28日・巨人戦（東京ドーム）：△1－1　

先発の平良が古巣の巨人相手に5回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球。6回に初安打を許し、右ひじの張りで降板。

三浦監督　結果を受け止めて。今日の内容を続けていけば勝てる。前を向いていく。

◆3月30日・ヤクルト戦（横浜）：●4－5　

昨季10勝を挙げた先発大貫が7回5安打1失点と好投。「自分らしい投球ができた。（塩見に）本塁打を許した場面はもう少し慎重に、かつ頭を冷静にしてから勝負するべきでした」

三浦監督　1つ勝つのは大変だと感じている。勝ちにつなげられないのは監督の責任。

◆3月31日・ヤクルト戦（横浜）：●3－5　

ルーキー牧がプロ入り初本塁打となる3ランを放った。6回無死一、二塁からフォークを左翼席に運んだ。「手応えは良かったですが入るとは思いませんでした。みなさんがつないでくれたチャンスだった」

三浦監督　結果が出てないだけで状態は悪くないので信じてやるだけです。いいところはいっぱい出てきているので、明日こそは勝ちにつなげられるようにしていきたい。

◆4月1日・ヤクルト戦（横浜）：△11－11　

2回までに5点を失うも、攻撃陣が奮起。3点を追う2回に牧の3点二塁打などで7点を奪い、一時は試合をひっくり返した。

三浦監督　しっかり受け止めて。まず1勝を考えている。勝てないのはすべて監督の責任。

◆4月2日・広島戦（横浜）：●0－4　

先発の浜口が6回まで7安打を浴びながら2失点と好投。足の張りで降板し、ベンチでは悔し涙を流すなど気迫を前面に。

三浦監督　いろいろ要因はあると思う。その試合によって先発だったり、リリーフだったり。今日みたいに先発が試合をつくれれば勝機は広がる。

◆4月3日・広島戦（横浜）：3－7

ルーキー牧が9打点目を挙げ、リーグ最多に並んだ。6回に左中間へ2点適時二塁打。「追い込まれてましたが、何とか食らいついていけました」

三浦監督　結果としてしっかり受け止める。早く勝ち試合を見せられるようにやっていくだけ。