ヤクルト金久保優斗投手(21)のプロ初勝利はお預けとなった。今季初登板初先発で、5回2安打無失点と好投。

奪った三振は1つのみだったが、最速は152キロをマークした。150キロ超えの直球を連発させた一方で、打者19人中、7人で3ボールとし、制球に苦しんだ。それでも2四球で踏ん張り「調子があまり良くない中で抑えられたのはよかった」とうなずいた。

5回終了時点で1-0とリードし、勝利投手の権利を持って降板。7回1死二、三塁から古賀の捕逸で同点に追いつかれ、通算4試合目での初勝利とはならなかった。東京ドームのマウンドは、中学3年生のとき佐倉シニアで、ジャイアンツカップを優勝して以来。縁起の良いマウンドだったが、「今回も勝ちたかった」と悔しさをにじませた。

チームは逆転負け。自身も白星はつかなかったが、巨人打線相手に堂々のピッチングをみせた。東海大市原望洋(千葉)から17年ドラフト5位で入団し、同年のドラフト1位は村上。不動の4番に成長した同期に対し「負けずに僕も頑張りたい」と力を込めた。

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