DeNAの連勝が2で止まった。1回から5イニング連続で得点圏に走者を進めたが、好機で安打が出なかった。3試合連続の2桁となる10安打を放ったが、8回に嶺井の適時打で1点を返しただけだった。三浦大輔監督は「今日は得点に結び付かなかったけど、状態は悪くない。明日は引き締めてミスをなくしたい」と振り返った。

2回2死一、二塁、先発のドラフト1位ルーキー入江がボークを犯した。軸足を外さずにロジンを拾おうとした。経験不足を露呈したが、三浦監督は「前回の反省点を踏まえて、今日はいい状態で投げていた。ランナーを背負って緊張じゃないけど、ピンチになって動揺があったのかな。次にそういうミスをしないように」と、成長の糧とするよう促した。

ボークの後、宮崎が根尾の三ゴロを一塁に悪送球して、2点を失った。三浦監督は「宮崎にしては珍しいけど、誰もエラーをしようと思ってしていない。ボークで嫌な流れもあった」と責めることはなかった。「明日は引き締めて、ミスをなくしたい」と気持ちを切り替えを強調した。

敗戦の中の光明は、野手では早くも4度目となる3安打猛打賞のドラフト2位ルーキー牧だ。三浦監督は牧について「日に日にマークがきつくなる中で牧の対応力は素晴らしい。インサイドも変化球にも。昨日になるが大野雄には三振の後、1度見たボールに対応していた。今日もあれだけマークされる中で素晴らしい」と絶賛した。

投の収穫は、登板5試合目で初めて無失点投球となった3番手の石田だ。1安打を許したが、スライダーで2三振を奪った。三浦監督は「本人はヒットを打たれて悔しがっていたが、気持ちが入っていた。ボールは良かった。一番、本人がほしがっていた結果がゼロだったのは良かった」と評価していた。【斎藤直樹】