オリックスが9回2死一塁から今季3度目の3連打で3点差を追い付き、執念ドローだ。太田、代打T-岡田の連打で1点を返し、なお二、三塁。途中出場の宗佑磨外野手(24)は右越えの2点適時三塁打を放ち、ベース上で叫んだ。

「負けている状況だったので、何とかつなごうとコンパクトに。若手での勝負にしっかり勝って、必死にやっていかないといけない立場。頑張って生き残る」

ベンチ総立ちで大喜びで、中嶋監督も宗の同点打を「本当よく打ちましたよ」と評価したが、なお2死三塁のサヨナラ機では安達が遊ゴロに倒れた。あと1本が遠く、「最後まで良い感じでしたけどね。あそこで勝たないと乗り切れない。よく追いついたんですけど、越さなきゃどうしようもない」と厳しかった。

この試合も9安打で、開幕から15試合連続1桁安打とリーグワーストに王手がかかった。指揮官は「モヤがいなかったり、あまり調子の良い選手がいないので。これから上がっていくことだけを考えて、投手陣の負担も考えて戦っていけたら」と前を見据えた。【真柴健】

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