あるぞ、勝ちパターン昇格! ソフトバンクの2年目右腕、津森宥紀投手(23)の評価が急上昇中だ。津森は日本人として初めてマスターズを制した男子ゴルフの松山英樹と同じ、東北福祉大出身。母校の先輩による偉業達成の勢いにも乗り、サクセスロードを駆け上がる。

今季の津森は中継ぎとして7試合に登板し防御率0・00。特に、ここ3試合の登板では計3 1/3回を投げ、被安打1、7奪三振と圧巻の投球を見せている。13日、ペイペイドームでの投手練習を見守った森山投手コーチは「今年すごく伸びたと思います。元々投げっぷりがいいけど、制球に難があった。今年はどんどんストライクに投げられている。力で抑えられるピッチャー。いいところで使ってもいいかなと思っています」と期待を寄せた。

サイドスローから150キロ超えの直球を武器に、強気の投球が津森の持ち味だ。パワフルさに加え、今季はまだ与四球1と、松山のアイアンショットばりの正確さも身につけた。大舞台で真価を発揮する先輩のように、マウンド度胸にも魅力がある。6日日本ハム戦(札幌ドーム)では、負傷交代した千賀の後を継ぎ、緊急登板になったが打者4人をすべて三振に抑える快投で、チームの連敗ストップに貢献した。

1年目の昨季は14試合、16 1/3回に登板しただけ。新人王は1軍登板が30イニング以下の投手に資格があり「まだ新人王の資格があるので取りたい」と意気込んでいた。若き右腕の成長が、チームのリーグ連覇、5年連続日本一へのカギになりそうだ。【山本大地】

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