楽天田中将大投手(32)が、日本復帰初戦となる日本ハム戦で5回4安打3失点で黒星を喫し、国内シーズンの連勝記録が28で止まった。

1回に中田に先制の2ランを浴び、2回には石井のソロで3点目を奪われた。

試合の主な一問一答は以下の通り。

-登板を振り返って

フォアボール、ホームランとちょっと点の取られ方もそうですし、2イニング目のところのホームランも味方が1点返してくれた後、『さあ、いけるぞ、いくぞ』という時に先頭でバーンと打たれてしまったので、すごくやっぱりもったいない失点の仕方だったなと思います。

-マウンドに向かう時の気持ちは

昨日も言いましたけど、シーズンが始まるっていう、そこの気持ちはマウンド上がる時も変わらなかったですね。

-ファンの声援は

なかなかコロナの状況もあって、その前までの球場の雰囲気、姿というものはまだ戻らないですけども、そういった中でもこうしてファンの方々の前でプレーができるっていう、そういう喜びはありましたし、やっぱりファンの方々の声援っていうものもすごくありがたかったので、そこは選手として、プレーヤーとしての喜びというものはありました。

-3回以降は無失点。修正した部分は

いろいろと自分の中で修正を重ねながら、アジャストしながら投球していた部分はありますけども、今までのオープン戦とかと違って、シーズンに入れば勝った、負けた、そこがやっぱり一番重要なので、どういう形であれ、抑えるってことが大事だと思うので、そういった部分で失点した以降はゼロで抑えられたことは良かったですけども、ゲーム通して、そういった後半のような投球ができればと思います。

-次回はホームの仙台での登板の可能性が高い

もちろんまた本拠地で投げるっていうところもありますけども、自分にとって重要なのはこれから今日の登板を踏まえてどう調整していくか、どういう姿でどういうふうにマウンドに上がるかっていう準備が一番大事だと思うので、まずはそこからしっかりとやって、いい状態で本拠地のマウンドに上がれるように調整したいと思います。

-直球はどうだったか

全然良くなかったですね。制球の面で全然コントロールできてなかったので。そこはいろいろ手を加えていかないといけない部分かなというふうには思っています。

-3月20日から間隔が空いた。どういう対処をしたのか

先週の土曜日はブルペンで100球近く投げたって報道はありましたけど、実はその前の週にも同じような数を投げていたんですよね。100球くらいを先週、先々週投げたっていうのも、投げながら間に休憩を入れて、試合を想定してイニングを消化する方法で投球はしていたので、できる範囲で調整はしていたんですけど、打者には投げてなかったです。

-マウンドに上がって、影響はあったか

そこはそんなになかったですね。

-真っすぐを課題に挙げたが、調整の課程より今日の状態が悪くて出たのか

まあ、そうですね。これからしっかりとまた自分の投球も見返して、どういう部分にアプローチしていけば良くなるのかってことも踏まえて、次の登板に向けてやっていければいいかなと思います。

-スライダーが安定した。スプリットも試合途中から投げ分けるような感じだった

一番ましだったので、スライダーだったと思いますけど、そもそもメカニックが良くない中でなので、どちらも良かったなって感じではないです。

-収穫もあったが、反省の方が濃いか

もちろん。チームも負けてますからね、今日の負けは過ぎたことなので、自分にとって前に進んでいくためのものっていうのは、これだけゲームで投げられたとか。事実としてはありますけど、先々見据えてってことではなくて、勝たないといけないゲームだったと思うので、そこに関しては残念です。

-日本での28連勝が途切れた

記録上はそうかもしれないですけど、ものすごい間も空いていたので、そこに関しては、特にピンと来ないのが正直なところですね。

-稲葉監督が視察に訪れた

もちろん、選ばれれば。選ばれないことにはどうしようもないので、改めてそこに関して言うことはないですけど。シーズンを勝ち抜くためにやっていって、いい投球をしていれば声は掛かるでしょうし、まずはそこじゃないですかね。