現在5本塁打の阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)は「男・村田」の記録まで残り2本としている。ドラフト制後の新人で4月までの最多本塁打は7本。巨人の村田修一野手総合コーチが03年に横浜(現DeNA)で記録しており、通算360発のスラッガーの新人時代に迫っている。

前日16日はヤクルト石川の投球術に翻弄(ほんろう)されるなどして3打席で3三振。2戦連発を含めて5試合連続だった安打は止まった。それでも、井上ヘッドコーチは「僕はあいつには三振は気にするなと言っています。ドカン! というのがあるから、あいつの魅力」と変わらぬ期待をかけた。

その佐藤輝は室内練習場でフリー打撃などで調整。ここまで平均3・6試合に1発のペースで放っており、4月は残り11試合で3発は出る計算になる。村田に肩を並べられるのか。フルスイングから目が離せない。