楽天田中将大投手(32)が“凱旋登板”を心待ちにした。

23日、今季2度目の先発を予定する24日西武戦(楽天生命パーク)に向け、キャッチボールなどで最終調整。本拠地での登板は13年11月3日、巨人との日本シリーズ第7戦以来2729日ぶりとなる。当初は開幕2戦目の3月27日、同球場での日本ハム戦で登板予定も故障で回避。「当初は開幕2戦目で投げるという予定で、そこで楽しみにして、待っていてくれた方々もいらっしゃると思いますし、そこに合わせてチケットを取ってくださった方もいたと思う。やはりその時はものすごく心苦しかった。予定より約1カ月遅れてこうして投げられる。もちろん楽しみですけども、こういった状況の中でも変わらずプレーできるということにも感謝しながら、投げたいなと思います」と右腕の姿を待ちこがれるファンへ思いを示した。

前日22日には同球場での投手練習に参加。実際にグラウンドのマウンドに立ち41球の投球練習を行った。「球場自体変わっているので。自分の中で単純に比較するとか、どうとかというところも別にそういう考えもなかった。今ある状況、感覚とかを照らし合わせながらやったという感じです」。

今季初登板となった前回17日日本ハム戦では5回75球で3失点。今回は100球前後をめどに今季初勝利と、自身NPB通算100勝目を目指す。「いろいろもちろん、反省を踏まえてできる限りの準備はしてきた。ゲームでそこを深く考えながらやっても、いい結果は出ないと思うので、明日の登板ではしっかりと、打者としっかり勝負していくというところが一番大事。前回よりも良いパフォーマンスは出せると思います」と力を込めた。