阪神チェン・ウェイン投手(35)が26日、1軍に今季初合流した。

甲子園で行われた投手指名練習に参加。西勇、青柳らとともにキャッチボールやランニングで調整した。4月29日中日戦(バンテリンドーム)で古巣相手に、移籍後初先発となる見込みだ。

ロッテから移籍した今季は1軍キャンプスタートながら、状態が上がらず開幕は2軍スタートとなった。ウエスタン・リーグでは4試合に先発し、計25イニングを5失点に抑え、防御率1・80と安定した投球。徐々に状態を上げて1軍初昇格となった。

ガンケルが開幕から無傷の4連勝を挙げるなど好投を続け、2軍では合流した新外国人のアルカンタラも調整中。外国人枠の争いは一層激しくなる。それでもベテラン左腕は「チームにとっていいことでもありますし、自分にとってもいいことでもある。特に外国人が入ったからといって何を考える、どうするかというのは特にありません。自分のやるべきことをしっかりやりたいと思っています」と以前に話しており、平常心。日米通算95勝。開幕こそ出遅れたが、メジャーの経験も豊富なベテラン助っ人がチームのために腕を振る。