阪神ドラフト1位佐藤輝の快音が止まった。3打数無安打。第2打席に四球で出塁したが、自身初の3試合連続本塁打とはならなかった。連続試合安打は5、同打点は3でストップした。

2回1死二塁の第1打席では、遊撃左へゴロを放ち快足を飛ばすも京田の好送球に阻まれ、惜しくもアウト。9回は守護神R・マルティネスに150キロ超の直球で追い込まれると、145キロスプリットであっけなく空振り三振。これで、12球団断トツの42三振となった。

ただ、どれだけ三振しようとスタイルは変わらない。前日の試合後には井上ヘッドコーチが「あいつの持ち味であるフルスイングはこれからもずっと続けさせるし、続けてほしい」と語っていた。7回の右飛は詰まっていたが、豪快なスイングにバンテリンドームが沸いた。

ここまで7本塁打で、03年横浜(現DeNA)村田修一が放った3・4月のドラフト新人最多本塁打記録に並んでいたが、更新はお預け。記録については「特に意識はない」と執着はないものの、4月は残り2試合あり「村田超え」の可能性が残されている。仕切り直して、チームの勝利のための1発を放つ。【中野椋】

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