試合が中断して約10分、甲子園は雷が鳴り、豪雨であっという間に水浸しになった。阪神-広島は3回裏無死で降雨ノーゲーム。矢野監督は「どうしようもない。(引きずることは)ないと思う」と、話した。

この日の広島先発は5年目左腕の高橋昂。今季阪神戦は初登板で、2回まで打者6人で無安打、無得点。2奪三振と完璧に抑え込まれていた。矢野監督は「相手投手もあまり対戦することがなかったけど、どういう投手かということぐらいは見えたかな」と、次回以降の対戦に向け、貴重な機会になったと、プラスにとらえた。

今季雨天中止は4月13日広島戦、同17日ヤクルト戦の2度あり、その翌日はいずれも勝利している。今季デーゲームは10戦負けなし。先発は今季5戦4勝無敗のガンケルと頼もしいデータもそろう。甲子園で首位固めし、4日からの関東遠征へ勢いをつける。