ソフトバンクはオリックスに敗れ、カード負け越し。京セラドーム大阪では前回も負け越しており、2回続けての負け越しは16年以来5年ぶり。工藤公康監督(57)の一問一答は以下の通り。

-9回はチャンスをつくった

工藤監督 ああやってね、最後まであきらめないでやっている姿勢というのが大事にしないといけないところだと思いますのでね。真砂君も粘って出塁してくれましたし、マッチもバントしてくれた。これからもああいうときもあると思います。打つだけではないのでね。しっかりチームのためと思って、フォア・ザ・チームの精神を持ってやってもらえれば、必ず報われる日もあると思うのでね。ナイスバントでした。最高のバントでしたね。

-1点差まで迫った

工藤監督 一歩及ばずではありましたけど、ホームラン3発という意気消沈してしまいそうな打たれ方でしたけど、しっかりチャンスをつくって点を取ってくれて。グラシアルも逆方向にナイスホームラン、柳田君も逆方向で、塁に出るという気持ちが出ていたんじゃないかなと思います。こういう思いを持ってやってくれれば、必ず勝利に結び付くと思います。

-松本が中盤に崩れた

工藤監督 う~ん、そうですね。どうなんですかね。ぼくらの時代も言われてましたけど、ホームランを防げと言われていたのでね。ぼくはフォーム的な問題なのかなと思いますよ、体力的な問題ではなくて。ああいうピッチングフォームにして、するなとは言いませんけどね。あれで良くなれば正しかったとなりますけど、あれによってコントロールが乱れているのかなと思います。失投だと思うのでね。そこはしっかり考えてほしいなと思います。5回以降に点を取られるというところは、体力的な要素、フォームを維持できないということがあるとすれば、先発としてはなかなか難しいかなと。この2試合の結果を見ればですね。という風にはなってしまうので。当然ぼくらも彼には先発として一人前になってほしい思いもあるんですけど、やっぱり結果が出なければそこは考えないといけないところになってしまうのでね。そこは投手コーチと話します。もうないというわけではなくてね。次に向けて1週間をどう過ごすか、その過ごし方を見た上で次を決めていきたいと思いますけど。あれだけいいボールがあるのでね。あの球をうまく使えたらそうそう打たれるピッチャーじゃないとぼくは思います。大事なのはね、この9連戦が終わって、しっかり修正してその上で、今すぐ変えるということは難しいと思うので。頑張ってほしいなと。笠谷君も含めてね。ああいう若い子たちが一人前になれば、ピッチングスタッフとして長くやってくれる選手になるかなと思うので。そういう意味でもここがすごく大事なところ、踏ん張りどころかなと思います。

-千賀や東浜がいない中で、チャンスでもあった

工藤監督 こういう時にしっかりアピールしてくれると、彼らが戻ってもまた使いたいと思えると思うので。東浜君が投げられるようになりました、はいすぐ復帰ということではなく、ここにいるメンバーで今はしっかり回っていると。もう1週間2週間ちょっと待ってくれよというくらいになってくれるとね。ホークスのピッチャー陣が未来が見えてくるかなと思うのでね。打たれたことから学んでね、2度あることは3度ないようにしてくれたらいいですね。

-6回無死で出塁した周東はなかなかスタートを切れなかった

工藤監督 任せてます。グリーンなので。よほどのことがないと止めていない。ぼくはベンチでずっと走れ、走れと言ってたので。聞こえてないですよね? 彼はいけるときにいってくれたらいいと思います。

-甲斐を5番起用

工藤監督 ヘッドが「今は絶好調」と。今日も1本打ってくれましたし、キャッチャーの方はキャッチャーの方、打つ方は打つ方と割り切ってやってくれたらと思います。今日もすばらしいバッティングで良かったと思います。