DeNAは三浦大輔監督(47)の代打攻勢がズバリ的中して10勝目を挙げ、今季初めて3カード連続の勝ち越しを決めた。

「だんだん投打がかみ合ってきた。(10勝目が12球団で)最後になったけど、1つずつ積み重ねていくだけ」と振り返った。

0-0で迎えた7回2死満塁。6回無失点と好投していた浜口に代打桑原将志外野手を送った。「桑原の勝負強さにかけた」。桑原は144キロ直球を右前にはじき返す2点適時打。「打ったのはストレートです。浜口が粘り強く頑張っていたので、何とか(走者を)かえすことができてよかったです」。今季2戦2敗と苦手にしている中日先発勝野から待望の先制点をもぎとった。

さらに盗塁で2死二、三塁とすると、三浦監督は1番神里に代打山下幸輝を送った。選択理由は「山下の思い切りのよさ。追い込まれてもしぶとく食らい付くところ」。山下がしぶとく左前に落とし、さらに2点を追加した。「打ったのはフォークです。みんながつないでくれたので、自分も後ろにつなぐ気持ちでした。追い込まれていましたが、なんとか食らいつくことが出来ました。当たりとしてはあまり良くなかったですが、いい所に落ちてくれました。タイムリーになりよかったです」。

三浦監督は1死満塁で8番嶺井に代打を出さず(結果は空振り三振)、9番と1番への連続代打が的中した。

投げては先発の浜口遥大投手(26)が、6回4安打無失点で2勝目を挙げた。7回からはエスコバー-山崎-三嶋と21年度版「勝利の方程式」が決まった。

DeNAニュース一覧はこちら―>