今季1部に復帰した青学大が残留を確定させた。

先に東洋大が敗れたため、試合前に残留が決まった。ただ、駒大との今季最終戦は4安打に抑えられ、0封負け。他の6大学より一足早く、5勝7敗で全日程を終えた。安藤寧則監督(43)は「全てを受け止めて、また次につなげていきます。正直、複雑です。一言で言えば、悔しさしか残っていません」と残留は決めても、目標の優勝、日本一を果たせなかった結果を受け止めた。

一方で「いいものも、悪いものも出ました。自信を持って送り出した選手たちには、手応えもありました」と話した。2勝を挙げた松井大輔投手(2年=県岐阜商)、4本塁打の佐々木泰内野手(1年=県岐阜商)ら、下級生の頑張りも目立った。

コロナ禍が続く中、昨秋は入れ替え戦がなく、2部優勝で自動昇格した。主将の泉口友汰内野手(4年=大阪桐蔭)は「東都は1部、2部の実力差がないと言われますが、自分たちが結果を出すことで、2部のチームにも影響があると思っていました」と、残留を決めたことにはホッとした様子。ただ、「チャンスで1本が出なかった。最後は勝って終わりたかった」と悔しさものぞかせた。