ソフトバンクが今季2度目の0封負けを喫した。前日7日は引き分けたため、これで5カード連続で勝ち越しならず。工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。

-何度もチャンスがありながら無得点

工藤監督 う~ん…。前も言ったことがありますけど、あと1本というところ。バッターの執念だったり、「なんとかするぞ」っていう強い思いをしっかり持って戦うことが大事だと思う。調子のいい悪いはそれぞれある。そういう時に自分の役割を果たして次の人にバトンタッチすること。今日のノーアウト二塁とか、ああいうところ。なんとかしようという気持ちはわかる。なんとかしようという気持ちが強すぎるのも良くないし、かといって(三塁に走者を)送らなくていいやっていうのもダメですけど。ヘッド(小久保)とは、自分のバッティングをさせるには、フリーで打たせたほうがいいだろうという話はしたうえで、打たせたりもしている。でも、結果が出ないときはあります。それは僕らが責任を取らないといけない。ただ、選手たちはその日の試合を集中して自分たちのできることを準備して試合に入ることが僕は大事だと思う。準備の大切さ。バッターはバッターなりに、ピッチャーはピッチャーなりに相手を知ることも大事。一生懸命真っすぐを待っていても、真っすぐに強い人に真っすぐは投げないですよね。そういうのをちゃんと理解して打席に入るか入らないかでずいぶん変わるんじゃないかと思います。

-7回は松田に代打の考えは

工藤監督 選択肢はありましたけど、この間も(バントは)成功させているので、一、二塁ということでやってくれると思いました。

-4回は打率がチームトップの栗原にバントを命じた

工藤監督 意図は、その前(第1打席)に三塁に送れなくて三振したということがあったので、手堅くまずは同点にしていこうというところです。

-無死二塁が再三ありながら無得点

工藤監督 ノーアウト二塁が全部点になるとは限らないし、ツーアウト走者なしからでも点にはなる。そこは一概に言えないところ。昨日は相手もノーアウト満塁をつぶしているわけですから。野球ってそういうものじゃないですか。ピッチャーのコントロールが良くて、打てるところに投げられなくて当てるしかできない、三振しかできないなら点は取れない。だから相手を知ることが何よりも大事。そのなかで余裕が生まれてくるんだと思います。ボール、ボールから入ってきたら「よし、こいつのカウント球はこれだ」というイメージができたり狙い球が絞れる。くるボールにひたすら向かって打ちにいったって、なかなか対処は難しい。

-グラシアルが4回に交代したが

工藤監督 今、病院に行ってます。結果は分かり次第お伝えするようにします。(4回の走塁で憤死した)あの時に(二塁手・呉念庭の)スパイクが(体に)入ったのか。よく分からないですけど突き指みたいな感じなのか。ちょっと大事を取って病院にというところです。

-甲斐野が3軍戦で実戦復帰

工藤監督 肘なので、ある程度試合数をこなして問題ないという状態を作った方が。3軍で投げるより2軍で投げたほうがひょっとしたら緊張感も違うかもしれない。2軍と1軍でも緊張感や力の入れ方が違う。力を入れても問題ないという状態でいい状態にしてもらう。あれだけの成績を残した選手なので、こっちはどうしても頼ってします。その辺を考えるとしばらくはしっかり投げて問題ないという状態がベスト。

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