8回裏のDeNA攻撃中に球場内でぼや騒ぎが起きた。

非常ベルが鳴る中で試合は続いたが、阪神4番手の岩崎が8回裏を無失点に抑えた。

その後、阪神ナインが9回表の攻撃前に三塁側ベンチから出て“一時避難”する場面も。火はすぐに消化器で鎮火されたもようで、試合終了後には「火は鎮火したので、ご安心ください」というアナウンスが流れた。球場には複数の消防車、パトカーも駆けつけた。

・過去の火災等による騒動

◆51年8月19日 中日-巨人戦が行われたナゴヤ球場でバックネット裏の中央スタンドが全焼。3万人の観衆が出入り口に殺到したため、死者3人、重傷89人を出す大惨事となった。

◆90年9月11日 ナゴヤ球場の外野側にあるごみ集積小屋から出火し、観客約1000人がグラウンド内に避難。中日-大洋戦の開始が23分遅れた。

◆96年3月14日 水戸市民球場での巨人-日本ハムのオープン戦で、左翼後方の雑木林から出火。上空が煙に覆われたが、試合は続行された。

◆03年5月18日 甲子園球場の阪神-巨人戦でグラウンドが白煙に包まれたため7分間中断。近隣の木造アパートが出火し、煙が球場内に流れた。

◆21年2月8日 巨人の宮崎キャンプで紅白戦中に用具室から出火。試合が11分間中断し、スプリンクラーが作動して鎮火した。