慶大が2連勝で悲願の優勝に大きく近づいた。先発増居翔太投手(3年=彦根東)は、7回を投げ3安打1失点の好投。内野ゴロの間の1点のみに抑え、リーグ単独トップの4勝目を手にした。

走者を出しても落ち着いていた。4回1死一塁では、立大の6番宮崎に粘られながらも、根負けせず、10球目で三ゴロ併殺に打ち取った。「後半戦(が勝負)だと思っていたので、とにかく粘ろうと。抑えられてよかった」と、胸をなでおろした。同点の8回に主砲の正木に3ランが飛び出し、決勝点となった。増居の投球が攻撃に流れを生んだ。

優勝争いの相手だった立大に連勝したことで、次週にも優勝が決まる。堀井哲也監督(59)は、「投打の柱が役割を果たしてくれた。本当によくやった」とねぎらった。