首位阪神が「勝利の方程式」で2位巨人を1点差で振り切った。終盤3イニングを岩貞、岩崎、そして守護神スアレスが球団最速タイ162キロをマークして無失点で締めた。岩崎の15ホールド、スアレスの12セーブはともにリーグ最多。かつての「JFK」をほうふつとさせる勝ちパターンを確立し、5カード連続で勝ち越した。デーゲーム15連勝、日曜8連勝で、再び巨人を4・5差と突き放した。

矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。

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-しびれる試合をひっくり返して勝ち越した

結果的には、昨日も負けたけどね、中身のある試合ができていたし、アルカンタラが初登板やったけど、勝ちも付いたというところでは、勝ち越せたっていうのは良かったというか、チームのやることをできたかなと思います。

-スアレスは気持ちが入っていた。後ろの3人が期待に応え続けてくれている

いやあ、ホントね、頭が下がるというか、だいぶ登板数も多くなってるからね、アレやけど。(岩崎)優もいろんな引き出しを出しながら、しっかりこうゼロで帰ってきてくれるっていうところは本当にいつもチームの欠かせない存在になってくれているし。スアちゃんも今日ね、またいつもよりさらに球が速いような、なんかそんな感じにも見えたんで。本当に、岩貞も含めてね、ピッチャー陣がよく投げてくれているなという印象です。

-アルカンタラは5点は失ったが真っすぐで押せていた

うんまあ、力で押すっていう感じまではいかないと思うんだけど、コントロールも両サイドにしっかり投げられるしね。変化球もある程度、カウントを取れたり、打たすこともできるというところでは力というよりは投球の幅とコントロールで抑えていくという感じかなと思うけど。

-梅野のリード

初めて組むわけやからね。アルカンタラの何が、どうというのは、ハッキリ分かった状態ではない中でのリードやからね。これだ、これだとすべて覚えるわけじゃないけど。その中でも協力してやって、しっかり投げていってくれたと思う。タイプ的には西勇にも似ているのかなという感じにも見えたけど。

-近本が続いたのも大きかった

もちろん、もちろん。さらにさらにというところで近本がかえしてくれたというのは大きいし。近本が乗ってくるというのは、うちの野球のポイントになるんで。今日はかえすところがあったけど、やっぱり1打席目に結果が出るというのは、3本、4本というタイプの打者でもあるんでね。チカが上がってきたというのは頼もしいかなと思います。

-糸原が途中交代

ずっと出ているから。足の張りもずっとあったし、そういうところでは無理させたくないなというところで。タイムリーも打ってくれたしね。そういうところで早めに代えておこうというところで代えました。